こどおじ大学生の現実逃避行記

旅に関するブログをやっています。まったりと国内旅行の日記を投稿しているので良かったら読んでください。

大沼公園、函館おひとりさま満喫セット【2021.03北日本旅行】#5(終)

こんにちは、三鷹です。

 

この記事は北日本旅行シリーズの第五弾です。初回及び前回の記事をご覧になりたい方は次のurlからどうぞ。

 

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今回のスタート地点は4日目朝、雪深く風が冷たい洞爺駅からです。

最初に乗車したのは昨日に引き続き特急北斗、函館方面へ向かってしばらく揺られます。

 

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昨日に引き続き室蘭本線は内浦湾に沿って走っていきます。途中には秘境駅としてオタク界で有名な小幌駅があります。眺めていて飽きることがない素晴らしい景色です。

 

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私が降り立ったのは大沼公園駅大沼公園は函館から20km弱ほど北にある国定公園で、駒ケ岳の噴火によって川がせき止められたことによって形成された大沼と、その周辺の豊かな自然で人気がある公園です。冬になると大沼は凍結し、ワカサギ釣りやスノーモービルといったレジャーが人気です。

 

私は正直レジャーにはあまり興味なく、純粋に散策をしてみたくて訪れました。しかし、公園に入って直ぐにあるお店のオッチャンに

「ワカサギ釣りできるよ、やんないかい?」

と声を掛けられました。電車の乗り合わせの時間を考慮してやんわりと断ると、

 

「じゃあスノーモービルはどうだい?」

……面白そうじゃないか。

 

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という訳で乗りました。チョロい奴め。

オッチャン曰く丁度大雪のおかげで氷上が走りやすく、天気も申し分なく良い日だったようです。当日は私以外誰も利用客がいなかったので、まったりと満喫させて頂きました。駒ケ岳は雲がかかっていましたが、スッキリ晴れていて非常に気持ち良かったです。

そしてスノーモービルは私が思っているよりずっと爽快感が溢れていました。コースには直線もあり、結構スピードを出して走ることが出来ました。氷上をこんな豪快に走れる体験はなかなか無かったと思います。これは是非皆さんにもおススメです。

 

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スノーモービルを満喫した後は予定通り公園の散策を再開。視界に見えるのは一面の雪と足跡、そして駒ケ岳。歩くのには一苦労しましたが、迷子にならないよう標識がちゃんとあり無事に帰ってこられました。冬の北海道を全身で感じた非常に良いウォーキングでした。

 

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大沼公園駅からは鈍行で函館まで向かいました。鈍行列車は至る所にその地域特有の日常が垣間見える点で好きです。寒気を遮断するためデッキと座席が区切られており、天井には古い扇風機。雪景色の中ゆっくりを線路の轍を作っていく姿には情緒を感じます。私の地元では決して見られない"日常”の一つです。

 

函館は渡島半島の南東部に位置する、北海道でも指折りの大都市の一つです。今こそ飛行機で本州との間をビュンビュン行き来出来ますが、かつては青函連絡船青函トンネルを通って北海道入りするルートが定番で、函館が北海道への玄関口となっていました。

また、津軽海峡や太平洋、内浦湾に挟まれていることから良港としても知られ、カニイカなど多くの魚介類が名物として人気です。他にもご当地チェーンの店としてはラッキーピエロハンバーガーやハセガワストアの焼き鳥弁当が有名です。特にハセストの焼き鳥弁当は「焼き鳥」と言っていますが豚肉を使用されているという謎に満ちているので是非食べましょう。

 

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函館の風景は「坂」が重要な役割を果たします。函館の平野部は渡島半島と函館との間に形成された陸繋砂州が基となっています。陸繋砂州とは、海の砂が潮の流れなどで堆積することで形成される砂州という地形が成長して島と陸続きになっている地形を指します。そのため、函館山の近くでは坂道に沿うように市街地が広がり、迫力ある「坂道の街」としての姿を見ることが出来ます。

 

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函館山の山頂から臨むとその特異な地形が分かりやすいと思います。私はこういう変わった地形の街が好きです。坂と海のある町、としては尾道も私のお気に入りの一つです。こういう形の町が嫌いじゃない方は是非行ってみることをおススメします。

 

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また、函館は日本が開国した際に外国人が滞在した港の一つであるため、教会が多いことも特徴的です。カトリック正教会、国教会といった異なった宗派の教会が密集して見られるため、それぞれの建築や様子の違いに注目して見学するとより面白みが増します。教会が集まる元町地区には他にも旧函館市公会堂や旧イギリス領事館など、レトロな建築も多くあるので散策してみると非常に面白いです。

 

函館はあまりにも魅力が多すぎて、旅行記というより街の紹介みたいな形式になってしまいましたね。とにかくそれだけ良い街だったので、是非一度訪れましょう。

 

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函館の夜は地元の居酒屋、宝来東屋さんで。函館の海の幸が非常に美味でした。2枚目は函館で獲れる深海魚の「ごっこ」鍋。ちょうど冬が旬の食材らしく、店員さんが非常に丁寧に教えてくださいました。食感はアンコウに近いかも?ぷりぷりの食感が口の中で踊って最高でした。

 

その日はそのまま函館で一泊し、次の日に新幹線で東京に帰って旅行を終えました。

 

この度は、最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。個人でブログを書くというのは初めての経験で、右も左も分からないままここまで書き進めて参りました。私自身が書いていて非常に楽しかったので、今後とも何かネタが出来次第更新していきたいと思います。

 

※情報の出典は全て公式ホームページとwikipediaに拠ります。気になった情報はご自身でも調べることを強く推奨します。誤情報があればうどんくらい優しめに教えてください。